
プライムツリー赤池
日進市赤池は、日進市の中でも名古屋市に近い西側にあり、
周辺には田畑の緑や里山などの自然環境が多く残っています。
ところが、最近はマンションや住宅が増え、
子育て世代に人気があるエリアとなり、
大型ショッピングセンターも進出しています。
今回は、新しい赤池の街の魅力をご紹介します。
名古屋都心と豊田市の中間地点
赤池は、名古屋都心と豊田市の両方へのアクセスが
良いことが魅力の1つです。
赤池駅から名古屋都心へは地下鉄で30分ほど、
豊田市へは名鉄豊田線で20分ほどで行けます。
実は、名古屋市域外で名古屋市営地下鉄の駅があるのは
赤池だけです。
名古屋市と豊田市を結ぶ国道153号線も赤池を通ります。
このような条件があるため、例えば妻が名古屋都心に通勤し、
夫が豊田市で働いているという夫婦にとっても、
赤池は住宅を検討する際の選択肢に入ります。
赤池に「赤池」という名の池はない
自然が豊かに残る日進市内にはため池がいくつかあります。
「赤池」という地名ではありながら、
残念ながら「赤池」と名の付く池はありません。
赤池には、1573年に、地方豪族の丹羽氏が建てたとされる
龍淵寺(りょうえんじ)というお寺があります。
寺に伝わる話によると、寺付近の湧き水が池となり、
この池を村人が「閼伽(あか)池」と呼んでいたようです。
これに「赤」の字をあてたのが由来だと伝えられています。
無料で楽しめるレトロでんしゃ館
赤池駅から東側に徒歩7分のところにある「レトロでしゃ館」
(名古屋市市電・地下鉄保存館)は無料で楽しめる施設です。
館内には、名古屋市内を走っていた市電と、
1957年の地下鉄開業当時に名古屋~栄町間を走った
100形車両などが展示されています。
また、地下鉄トンネル工事についての体験学習模型、
名古屋の街を表したNゲージ鉄道模型ジオラマ、
地下鉄運転が楽しめるプレーコーナーなどがあります。
セブン&アイグループの東海地方初のショッピングモール
2017年11月には、このエリアのランドマークとなる、
セブン・アイ・ホールディングスの
大型商業施設「プライムツリー赤池」が開業しました。
既存のショッピングセンターとは異なり、
ワンランク上の「ひとくふう」ある生活を提案します。
売場面積は4万3600平方メートル、
テナントとして約180の専門店が入居しており、
年間900万人の来場が見込まれています。
セブン&アイグループがこの施設を赤池に進出させたのは、
この地域の人口増加率が高く、子育て層に人気のエリアであり、
住民の世帯平均年収が高いことも要因となったようです。
吹き抜けにあるシンボルの大階段「プライムシート」は、
テラス席のように座って休憩することができます。
ステージを使ったイベントをする際には客席になります。
また、館内10か所に「パウダールーム」を設置。
各部屋で異なる内装デザインを施しており、
家具や内装は女性目線で設計されたものです。
さらに、国内のショッピングセンターで初めて、
案内受付ロボットを導入。4か国語に対応が可能です。
名前が公募され、「来夢(らいむ)」と名付けられました。
注目のお店としては、愛知県初のお店として、
ふわふわのパンケーキが人気の
ハワイアンカフェ&レストラン「メレンゲ」、
上質な熟成肉を溶岩石焼き上げたステーキが自慢の
ステーキ&ハンバーグ「デンバープレミアム」、
おしゃれな空間とヘルシーフードを提供する、
餃子の王将の新コンセプト店舗「GYOZA OHSHO」
などがあります。
プライムツリー赤池の周辺は今後、
マンションや公園などが整備される計画があります。
赤池は今後ますます魅力あるエリアになりそうです。
【出典】
・日進市公式サイト にっしんの文化財
http://www.city.nisshin.lg.jp/profile/bunkazai.html
・日本歴史地名大系大23巻 「愛知県の地名」
・名古屋市交通局「レトロでんしゃ館(名古屋市 市電・地下鉄保存館)」
https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/ENJOY/TRP0000498.htm
・セブン・アイ・ホールディングス「プラムツリー赤池」
プレスリリース 2017年7月19日付、2017年10月18日付
・日本経済新聞「セブン&アイ、“国内初”にこだわった新SC」2017/11/22
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23801510S7A121C1000000/
・日進市人口ビジョン・総合戦略
・日進市 人口と世帯数の推移
・日進赤池ヒルズ公式サイト
http://www.nisshin-akaike.com/index.html
・中日住宅ナビ「人口増加エリア(名古屋市東部郊外)に
商業施設開発ラッシュ【三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)
観光政策室長 田中三文】」2016/02/04付
http://house.chunichi.co.jp/topics/detail.php?id=82&ts=1454966968
この原稿は名城企画株式会社が発行する「名古屋・東海収益不動産NAVIメールマガジン」の
2018年6月11日発行分の転載です。