
伊久良河宮跡
岐阜県南西部、岐阜市と大垣市の間に位置し、
「富有柿」の名産地として知られる瑞穂市。

富有柿
市内には18本の一級河川が流れる水に恵まれたこの街は、
岐阜県で最も人口増加率が高く(4.6%、2010年・2015年国勢調査)
最も平均年齢が若い(40.2歳、2010年国勢調査)自治体です。
瑞穂市は、2003年に瑞穂町と巣南町の合併により誕生しました。
合併当時の人口は47,449人でしたが、
2019年1月31日には54,728人と、人口が増加しています。
今回は、そんな瑞穂市の特徴を掘り下げていきます。
瑞穂市に若い世代が集まる理由
瑞穂市の人口増加率が高く、住民の平均年齢が若い理由としては、
次の要因が考えられます。
・名古屋市方面・岐阜市・大垣市への通勤や通学に便利
・朝日大学があるため若年層が多い
・利便性が高くて住みやすい
・子育てしやすい
瑞穂市は名古屋市方面・岐阜市・大垣市への通勤・通学が便利です。
JR東海道線で穂積駅から名古屋駅まで約25分、
岐阜駅、大垣駅まではいずれも約5分です。
自動車でも瑞穂市中心部から岐阜市・大垣市の中心部までは
それぞれ20分程度です。
岐阜市中心部と比べても家賃相場が安価であることから、
名古屋市周辺や岐阜市・大垣市で働く20代~30代の若い世代が
移り住むことが多いです。
また、市の南部には朝日大学があり、
ここに通う10代〜20代の学生が平均年齢を引き下げています。
朝日大学は経営学部、法学部、保健医療学部のほかに、
2017年には健康スポーツ科学科が開設されました。
さらに瑞穂市は、半径5km以内に駅・市役所・病院・銀行・郵便局
などの公共施設が集中しています。
加えて「イオンモール大垣(大垣市)」や「モレラ岐阜(本巣市)」
といった大型ショッピングモールが自動車で20分圏内に点在しています。
そのため、利便性が高く住みやすいです。
瑞穂市は、子育てがしやすい街でもあります。
瑞穂市は「加配保育士」という形で、
国が定めた数よりも多く保育士を配置しています。
2018年現在、公立保育園が9ヶ所、
私立保育園および私立認定こども園が1ヶ所ずつ、
そして認可外保育施設や企業主導型保育施設が点在しています。
また、18歳までの子どもの医療費が無料です。
さらに、市内には都市公園が24ヶ所、緑地公園も2ヶ所あるため、
子どもを遊ばせる場所に困りません。
このように、通勤や通学に便利で、若年層が多く、
利便性が高くて住みやすく、子育てしやすい瑞穂市は、
今後も活気が続くと予想されます。
【出典】
・平均年齢が若い岐阜県瑞穂市!住みやすさの秘密とは?
https://www.universalhome.co.jp/iebana/lifestyle/1930.html
・全国・全地域の平均年齢番付。
http://area-info.jpn.org/nenHN0001All.html#area212164
・移住促進パンフレット「ちょっと気になるまち 岐阜みずほ」
http://www.city.mizuho.lg.jp/secure/5218/panf.pdf
・OKB総研「『若い世代に支持されるまち』の要因に関する一考察
―瑞穂市と岐南町を例にして―」
https://www.okb-kri.jp/_userdata/pdf/report/169-research1.pdf
・最新地区別人口世帯数(2018年度)
http://www.city.mizuho.lg.jp/8664.htm
この原稿は名城企画株式会社が発行する「名古屋・東海収益不動産NAVIメールマガジン」の
2019年3月18日発行分の転載です。