
JR東海 関西線 八田駅改札
八田駅は、名古屋市中川区と中村区の両方にまたがる
八田町にある、
JR東海関西本線と名古屋市営地下鉄東山線の駅です。
近鉄名古屋線の近鉄八田駅も隣接しており、
3つの駅は地下鉄の駅構内を通じて行き来ができます。
名古屋市営地下鉄東山線は終点の高畑駅の前の駅です。
地下鉄東山線で八田駅から名古屋駅までは11分、
栄駅までは16分で行くことができます。
名古屋市営バスを利用しても名古屋駅や栄駅に行くことができます。
スーパーマーケットや飲食店、医療施設も充実しています。
通勤利便性や生活利便性が高い割に、
地価・賃料が割安でコストパフォーマンスが高いエリアと言えます。
八田駅は三菱重工業の岩塚工場の最寄り駅でもありました。
しかし2020年に同社の生産拠点の再編により、
岩塚工場は三菱重工業総合研究所だけを残して廃止されました。
今後、新たな施設が建設されます。
今回はJR八田駅・地下鉄八田駅・近鉄八田駅の周辺をご紹介します。
駅周辺の公園
八田駅は駅の周辺に複数の公園があります。
・八田公園
JR八田駅の南口の駅前にあります。
駅前でありながら鳥などの生き物も多くみられます。
児童遊具もあり、休日はお子さま連れの家族が利用します。
・柳森公園
近鉄八田駅から南東に200メートルのところにあります。
富士山型の遊具が特長の小さな公園です。
・野田公園
JR八田駅から西に1200メートルのところにあります。
野球場を備えており、小さな子ども向けの遊具もあります。
桜やイチョウなど四季折々の情景も楽しむことができます。
八田なみき病院
JR関西本線八田駅からすぐのところにある病院です。
医療法人福友会の一施設として昭和56年2月に設立されました。
入院部門は病床数207床を有する“療養型医療施設”です。
外来は、内科、循環器内科、消化器内科および
リハビリテ-ション科があります。
三菱重工業の岩塚工場跡地が物流拠点に
JR八田駅から北西に800メートルほどのところに、
三菱重工業の岩塚工場がありました。
同工場は、1943年から航空機用エンジンの鋳鍛造部品をはじめ、
射出形成機、食品包装機械、小型空冷式ガソリンエンジンなどを生産し、
産業用機器の中量産品の生産拠点としての機能を果たしてきました。
三菱重工業は2020年までに、製造体制の再編により、
名古屋市港区に新設した大江工場をはじめとする
三菱重工業グループの他の生産拠点に生産を移管しました。
そして、2020年に岩塚工場の敷地約24万平米のうち、
研究開発拠点などを残した約17万平米を売却しました。
米国系不動産投資ファンドのラサール不動産投資顧問が
工場跡地に物流施設を開発します。
清水建設が今年にも工事に着工し、2023年に竣工の予定です。
物流施設は地上4階建て、延床面積約35万平米が計画されています。
複数のテナントが使う物流施設となる予定です。
この場所は、工場跡地の広い土地という要因に加え、
八田駅から近いため従業員を確保しやすく、
また昨年開通した名古屋第二環状自動車道も利用しやすいことから、
物流施設としての可能性が見いだされたと考えられます。
さて、今回は八田駅をご紹介しました。
名古屋都心部のベッドタウンとして生活環境が整っており、
2023年には新たな物流施設が雇用も生み出すことから、
今後、人気が高まると考えられます。
【参考・引用】
・八田公園 https://rubese.net/gurucomi001/?id=2119253
・柳森公園 https://tinyurl.com/4wfpu3ab
・野田公園 https://tinyurl.com/yf7cfw6h
・八田なみき病院 https://fukuyukai.com/facility/61
・日経電子版 2021年7月22日 https://tinyurl.com/5c9jah58
この原稿は名城企画株式会社が発行する「名古屋・東海収益不動産NAVIメールマガジン」の
2022年1月24日発行分の転載です。