
豊田市・豊田スタジアムを望む
名鉄三河線の豊田市駅がある豊田市には、
日本企業の中で時価総額が最も高く、
製品出荷額も1位のトヨタ自動車の本社があります。
市内にはトヨタ自動車の工場や関連施設が多数あり、
関連企業も含めて、自動車産業で働く人が多いです。
豊田市駅は、豊田市の中心部にあります。
駅の周辺には商業施設、病院、学校や公共施設が揃っており、
生活利便性が高い街です。
豊田市駅から東に1㎞ほどのところには矢作川が流れており、
川岸は公園も整備されていて、自然も豊かです。
今回は豊田市駅の周辺をご紹介します。
名鉄三河線・名鉄豊田線と愛知環状鉄道
名鉄三河線は豊田市の猿投駅から碧南市の碧南駅までの
路線です。知立駅で名鉄本線と交わります。
豊田市駅から知立駅までは名鉄三河線で約25分です。
名鉄豊田線は赤池駅から梅坪駅までの路線です。
梅坪駅から1つ先の豊田市駅まで名鉄三河線に乗り入れます。
赤池駅から先は地下鉄鶴舞線に乗り入れます。
豊田市駅から赤池駅までは直通で約20分です。
豊田市駅から名古屋駅や栄駅まではいずれも約50分です。
また、豊田市駅から愛知環状鉄道の新豊田駅までは
約300メートル。ペデストリアンデッキで結ばれています。
愛知環状鉄道は岡崎駅から高蔵寺駅までの路線です。
新豊田駅から岡崎駅までは愛知環状鉄道で約30分です。
高速道路網
豊田市は高速道路網が優れており、
自動車による周辺都市への交通アクセスが良好です。
市内には東名高速道路の豊田ICがあり、
東名高速道路は豊田JCTで伊勢湾岸自動車道と接続しています。
神奈川県から続く新東名自動車道の西端が豊田東JCTであり、
ここで伊勢湾岸自動車道と東海環状自動車道に接続しています。
市内には伊勢湾岸自動車道の豊田東IC、豊田南IC、
東海環状自動車道の豊田松平IC、豊田勘八IC、豊田藤岡ICが
あります。
豊田スタジアム
豊田市駅から東に1㎞のところにあるスタジアム。
独創的なデザイン・機能的な設備で、国際的なイベントから
日常の公園利用まで、訪れる人に夢と感動を提供しています。
Jリーグの名古屋グランパスや、
ジャパンラグビー・リーグワンのトヨタヴェルブリッツの
本拠地となっています。
ラグビーワールドカップ2019では4試合の会場となりました。
メインの球技専用スタジアムは計44,380席。
照明と音響設備を連動させるシステムが導入されており、
2基の大型映像装置を活用した演出も魅力です。
スタジアムの周りには中央公園があり、
イベントのない日でも自由に利用することができます。
季節や天候を問わず活用できる屋内プールがある
スポーツプラザや、アスレチック感覚で楽しめる
大型の遊具もあります。
豊田市美術館
豊田市駅から南南西に800メートルのところにある、
1995年に開館した現代的な美術館です。
かつて挙母城(七州城)のあった高台の一角に建設されました。
建物の設計は美術館建築で名高い谷口吉生。
庭園のデザインはアメリカ人のピーター・ウォーカーに
よるものです。
建築と庭園を含めた美術館全体をアートとして楽しめます。
写真映えするスポットも多数存在します。
コレクションとしては、ウィーン分離派、ダダや
シュルレアリスム、近代美術、近代デザイン、工芸、
現代美術の作品を所有し、テーマごとに展示しています。
豊田市コンサートホール・能楽堂
豊田市駅東口から南東に300メートルのところにあります。
音楽専用コンサートホールは1004席の客席があります。
北ドイツのバロック様式を基にしたパイプオルガンがシンボル。
音響を追求した作りになっており、
クラシック音楽を中心に利用されています。
切妻造りの屋根と総桧張りの能舞台が特徴の能楽堂は458席。
能・狂言、琴・三味線・尺八をはじめとする邦楽や舞踊等、
伝統的な舞台芸術に利用されています。
さて、今回は豊田市駅周辺をご紹介しました。
生活利便性が高く、公共施設も充実した、自然も豊かなエリアです。
豊田市はトヨタ自動車とともにある街です。
自動車産業は今、エンジンからEVへの移行という
歴史的転換点に差し掛かっています。
トヨタ自動車が今後も世界の自動車産業の
リーディングカンパニーであり続けるかどうかが、
豊田市の不動産需要にも大きく影響します。
【参考・引用】
・豊田スタジアム https://www.toyota-stadium.co.jp
・豊田市美術館 https://www.museum.toyota.aichi.jp
・豊田市コンサートホーム・能楽堂 https://www.t-cn.gr.jp
この原稿は名城企画株式会社が発行する「名古屋・東海収益不動産NAVIメールマガジン」の
2022年2月21日発行分の転載です。