名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県の
不動産投資・不動産の収益化に役立つ情報を提供

名古屋・東海収益不動産ガイド

東海地方の不動産の注目エリア(56)小牧市

小牧山城址

 小牧市は、愛知県の北西部に位置している、人口約15万人の都市です。
 南は春日井市、北は犬山市と広く接しています。

 名鉄小牧線は名古屋市北区の上飯田駅から犬山駅までを結ぶ路線で、
 小牧市の中央部を南北に縦断しています。
 名鉄小牧線の小牧駅から名古屋都心までは、
 電車で乗り換えが必要ですが、
 栄までは30分程度、名古屋までは40分程度で移動できます。
 また、栄や名古屋駅までバスも運行しています。

 高速道路網としては、市の東西を名神高速道路・東名高速道路が
 横切っています。ちなみに小牧ICが両高速道路の境界です。
 また、市の南北を名古屋高速11号小牧線が縦断しています。
 小牧ジャンクションは東名高速道路と中央自動車道を繋いでいます。
 そのため小牧市からは遠隔地への自動車の移動がスムーズです。

 また、県営名古屋空港(小牧空港)にも近いです。
 令和4年時点で、県営名古屋空港はフジドリームエアラインズが
 定期便として青森、花巻、山形、新潟、出雲、高知、福岡、熊本の
 8路線を運航しています。空港の中心部は隣接する豊山町にありますが、
 滑走路の一部は小牧市の市域にあります。

 このような交通利便性の高さから、小牧市には工場も多く立地しており、
 尾張地方でも有数の工業都市でもあります。

 今回は小牧市についてご紹介します。

 

小牧山城跡

 市街地の西に位置する標高86mの小牧山は、
 小牧・長久手の戦いなど歴史色の濃い山城の森です。
 小牧山には、織田信長が1563年に築城した「小牧山城」があります。

 小牧山城の東麓部は史跡公園として整備され、
 土塁の造り方が分かる展示や井戸跡などを見ることができます。
 小牧山では、小牧山さくらまつりが開催されます。
 小牧市観光協会による特産品などの販売や、
 児童写生大会などのイベントが催されるほか、
 小牧市歴史館や「れきしるこまき」(下記)の夜間特別開館が
 行われます。

 

れきしるこまき(小牧山城史跡情報館)

 小牧山城史跡情報館は、近年の発掘調査で明らかとなった
 織田信長が築いた小牧山城の石垣や城下町、小牧・長久手の合戦など、
 小牧山を取り巻く歴史を展示する施設です。
 企画展示やワークショップ、講演会や講座を行うスペースも
 設けられており、市民にとっての憩いの場ともなっています。

 

小牧市民病院

 小牧市にある市立の医療機関。
 救命救急センター設置の3次救急病院で、災害拠点病院、
 がん診療連携拠点病院ともなっています。
 2006年6月には、がん診療相談支援室を院内に設置。
 がんに関するセカンド・オピニオンを始めました。
 診療科は幅広く、子どもから高齢者まで、地域の方々に利用されています。

 

メナード美術館

 日本メナード化粧品株式会社の創業者、野々川大介・美寿子夫妻が
 中心となって開館した美術館。
 女性の美を通じて社会に貢献するとともに、
 心に豊かさややすらぎをもたらす文化活動の提案により、
 ひとりでも多くの方に美に触れる歓びを感じていただきたいという
 想いで開かれました。現在もその想いは引き継がれ、
 収蔵作品は1,600点を越えています。
 豊かな自然と落ち着いた雰囲気の中で、
 じっくりと美術作品を鑑賞できるということが魅力となっています。

 

小牧市中央図書館

 2021年3月27日にオープンした図書館。
 市のシンボルである小牧山をモチーフに、市民のサードプレイス
 (自宅や職場・学校以外の居場所)となる施設として作られました。

 中央部は大きな吹き抜けとなっていて、開放的な空間となっています。
 館内にはスターバックスコーヒーもあり、購入した飲み物は、
 図書館内の飲食可能席でも飲むことが可能です。
 電源コンセントを設けた席も各所にあるため、
 仕事や勉強をするスペースとしても活用することができます。
 本を読むためだけではなく、多機能で近代的な施設となっています。

 

こまきこども未来館

 小牧市の子育て支援の中核施設で、
 さまざまな遊びや体験ができる施設です。
 小牧市民は無料で利用できます。
 次のような施設があります。
 ・大型のネット遊具「シンボルツリー」
 ・ボルダリング
 ・ボールプール
 ・アスレチック
 ・AR砂場
 ・デジタルラボ
 館内ではドローン体験やデジタル遊びなど、学校や家庭では
 なかなか体験できない「遊び」や「体験」が充実。
 工作や映像・音楽などのクリエイティブ講座も開催しています。

 

小牧市総合公園 市民四季の森

 小牧市の東部郊外にある総合公園。敷地面積は27.8ha。
 広大な敷地の中に様々な施設があり親子で一日楽しめる公園です。
 次のような施設があります。
 ・ソリスベリの丘:人工芝の上をソリで一気に滑り降りる施設で、
  子どもたちに大人気です。
 ・わんぱく冒険広場:展望台のあるシンボルツリーや岩をくぐり抜ける
  トンネル滑り台を始め、たくさんの遊具があります。
 ・くつろぎ広場:芝生の上でお弁当を食べたり、遊んだりできます。
 ・パークゴルフ場、ディスクゴルフ場:大人も子ども楽しめます。
 ・ちびっこ動物村:ポニーやヤギ、ミニブタなどが飼育されています。
 ・バーベキュー場:バーベキューの器材があるため、食材や食器類を
  用意すればバーベキューが楽しめます。(要予約)
 ・バラ園:約245品種、約1,300本のバラが植えられています。

 

小牧ハイウェイオアシス(仮)

 2023年後半に市民四季の森の東側、
 中央自動車道「小牧東IC」と小牧ジャンクション間の約26haの土地に、
 高速道路や一般道から立ち寄れるサービスエリア
 「小牧ハイウェイオアシス」が開業する予定です。

 これは「刈谷ハイウェイオアシス」「鞍ケ池パーキングエリア」
 に続く愛知県内3つ目となるハイウェイオアシスです。

 パーク内は通常のサービスエリアの機能のほかに、
 次の設備が設置される予定です。
 ・スポーツクライミング  ・エクストリームスポーツ
 ・フィールドアスレチック ・ジップライン
 ・巨大迷路        ・ドッグラン
 ・ふれあい動物広場    ・BBQ/スケートリンク
 ・飲食休憩所       ・温浴施設
 ・大芝生広場/ステージ

 小牧市の新たな賑わいを生むスポットとして期待が持てます。

 今回は小牧市をご紹介しました。
 小牧市は名古屋都心にも比較的アクセスしやすく、
 豊かな自然環境があり、子どもが楽しめる施設も充実した
 住みやすい街です。

 

 【参考・引用】

 ・小牧山城 https://www.aichi-now.jp/spots/detail/24/
 ・れきしるこまき http://www.komakiyama.com/rekishiru/
 ・小牧市民病院 https://www.komakihp.gr.jp
 ・メナード美術館 https://museum.menard.co.jp
 ・小牧市中央図書館 https://www.library.komaki.aichi.jp
 ・小牧市総合公園市民四季の森 https://tinyurl.com/5yftcus2
 ・こまきこども未来館
  https://go-aichi.com/report/owari/komakikodomomiraikan-review/
 ・オアシス小牧 https://oasis-komaki.com/
 ・なごや・あす・まちBLOG
  https://nagoya-tomorrow-city.com/komaki-ho/

 

この原稿は名城企画株式会社が発行する「名古屋・東海収益不動産NAVIメールマガジン」の
2022年12月5日発行分の転載です。