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名古屋・東海収益不動産ガイド

東海地方の不動産の注目エリア(58)豊川市

豊川稲荷

 豊川稲荷で有名な豊川市は、愛知県の南東部に位置し、
 南は三河湾に面する、人口およそ18万人の市です。
 東三河地域では豊橋市に次ぐ人口です。

 豊川市は東三河で唯一、人口が増加している自治体です。
 その要因は、駅の周辺に住宅地が拡大していることや、
 企業誘致に成功していることがあるようです。

 交通面では、市内には東名高速道路の
 豊川IC、音羽蒲郡ICの2つのインターチェンジがあります。
 国道は、1号、23号、151号、362号が通っています。
 鉄道は、市内にJR東海道本線、JR飯田線、
 名鉄名古屋本線・名鉄豊川線が通っており、
 市内にJRは9つの駅、名鉄は10の駅があります。
 豊川駅から豊橋駅にはJR飯田線で最短12分で行くことができます。

 2023年春には市内に大型商業施設のイオンモール豊川が
 開業予定です。

 今回のメルマガは豊川市についてご紹介します。

 

豊川稲荷・稲荷公園

 豊川稲荷は、日本三大稲荷のひとつとして知られています。
 一般に「稲荷」というと神社のイメージがありますが、
 豊川稲荷は曹洞宗の寺院で、正式には圓福山妙厳寺と言います。

 約580年前の室町時代(1441年)に創建されて以来、
 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの武将や、
 渡辺崋山など文人たちからの信仰を集めてきました。

 その鎮守「豊川吒枳尼真天(だきにしんてん)」
 (通称豊川稲荷)は江戸時代には庶民の間で商売繁盛や
 家内安全、福徳開運の神様として全国に信仰が広がり、
 現在も年間およそ500万人もの参拝客が訪れます。

 豊川稲荷の門前町には、
 飲食店やみやげ店など100店以上がずらりと並んでいます。
 名物の「豊川いなり寿司」は、お供えしてあった油揚げに
 ご飯を詰めたことが始まりだといわれています。

 豊川稲荷の隣には、稲荷公園があります。
 市民の憩いの場所として親しまれており、
 桜の季節には多くの花見客が訪れます。

 

東海道の宿場町、御油(ごゆ)宿・赤坂宿

 豊川市内には東海道五十三次の35番目の宿場町の御油宿と
 36番目の宿場町の赤坂宿がありました。
 2つの宿場町の間は1.7kmともっとも短い区間です。

 2つの宿の間には「御油のマツ並木」があります。
 現在も300本余りの松の木が約600mに渡って続いています。
 慶長9(1604)年に徳川家康の命で植樹されたクロマツは
 国の天然記念物に指定されています。

 「御油の松並木資料館」や「赤坂宿場資料室」では
 江戸時代の宿場町の町並みの復元模型や浮世絵版画、駕籠などが
 展示されています。

 

陸上自衛隊豊川駐屯地 

 豊川駐屯地は、昭和25年12月に旧海軍工廠跡地の一角に
 警察予備隊豊川駐屯地として創設され、
 昭和29年7月に陸上自衛隊豊川駐屯地として発足しました。

 地域で行われる防災訓練や各種行事、
 地震・風雪水害などに対する災害派遣や国際平和協力活動にも
 多くの隊員を派遣しています。

 

桜ヶ丘ミュージアム 桜ヶ丘公園 

 豊川稲荷に程近い、豊川地域文化広場内にある複合文化施設です。
 館内には市民ギャラリー、美術作品展示室、郷土資料展示室があり、
 常設展示のほか、年数回の特別企画展を開催しています。

 屋外の公園には、アスレチック、本格的なテニス場もあります。
 また、淡墨桜20本、ソメイヨシノ10本がある桜の名所でもあります。

 

赤塚山公園

 平成5年7月、豊川市制50周年を記念して建設された総合公園です。
 山桃の自生で知られる赤塚山に位置し、面積は約25haです。
 遊んで学んでくつろげる公園として広く親しまれています。
 年間約30万人の来園者があります。

 園内には、東三河唯一の淡水魚水族館「ぎょぎょランド」、
 ロバ、ポニー、ヤギ、ニワトリ、アヒル、ウサギなどと触れ合える
 「アニマルまある」、水遊びのできる広場がある「水の広場」、
 各種イベントやサッカーなどに利用できる10,350平米の多目的広場、
 芝生広場、花見広場などがあります。

 

イオンモール豊川

 2018年に閉鎖されたスズキ自動車豊川工場の跡地に、
 イオンモール豊川が2023年3月または4月にオープン予定です。
 店舗の立地は名鉄豊川線の八幡駅から至近です。

 延床面積108,000平米、店舗面積85,000平米、
 地上3階建て、駐車場は3000台分、
 イオンスタイル豊川を中核店舗として、
 200店のテナントが出店する予定です。
 愛知県でも有数の規模の大型商業施設です。

 さて、今回は豊川市について取り上げました。
 3月または4月にはイオンモール豊川が開業するため、
 豊川市は、より暮らしやすい街になっていくことでしょう。

 

 【参考・引用】

 ・豊川稲荷 https://www.toyokawainari.jp
 ・豊川市 桜ヶ丘ミュージアム https://tinyurl.com/28cxm9kc
 ・桜ヶ丘公園 https://www.toyokawa-map.net/spot/000732.html
 ・陸上自衛隊豊川駐屯地 
  https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/butai/sta/toyokawa/
 ・豊川市陸上競技場 https://tinyurl.com/mu8p2bsp
 ・出店ウォッチ https://shutten-watch.com/chubu/6577

 

この原稿は名城企画株式会社が発行する「名古屋・東海収益不動産NAVIメールマガジン」の
2023年3月6日発行分の転載です。