
岐阜県各務原市は、岐阜県南部に位置しており、南には木曽川が流れています。
各務原市は、東西にJR高山本線と名鉄各務原線の2路線が横断しており、
名古屋方面へは、名鉄各務原線から犬山経由で特急で約30分で、
岐阜方面へは、JRまたは名鉄で約13~15分で移動できます。
高速道路は、東海北陸自動車道が市の西部・北部を縦断しており、
岐阜各務原ICから北へは郡上八幡・富山県方面にアクセスでき、
南の一宮JCTを経由して名阪自動車道や東名自動車道に接続します。
市内には国道21号線も東西を横断しています。
各務原市から岐阜市内までは一般道で約30分、
名古屋市までは高速道路を利用して約50分です。
イオンモール各務原などの商業施設、自然が豊かな公園もあり、
子育て世代にとっても暮らしやすい環境です。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
各務原市は1917年に日本で二番目に飛行場が作られました。
各務原飛行場の近くには川崎造船(後の川崎航空機)の工場ができ、
戦前・戦中の航空産業を支えました。
1996年に開業した岐阜かかみがはら航空宇宙博物館は、
各務原の航空産業の歴史や、現在の航空宇宙産業を伝える博物館です。
2018年3月にリニューアルオープンし、
展示面積が従来の1.7倍の約9,400平米に拡大しました。
航空エリアでは、太平洋戦争で最も多く生産された「飛燕」実機や、
各務原で初飛行を行った「零戦」初号機の実寸大模型など、
各務原に縁のある航空機の展示がされています。
宇宙エリアでは、ISSの日本実験棟「きぼう」を展示。
探査機「はやぶさ 2」や、火星探査を行っている「キュリオシティ」
などの実寸大模型が展示されています。
航空自衛隊岐阜基地
航空自衛隊の基地・飛行場です。
日本国内に現存する飛行場では、最も長い歴史を持っています。
予約制で見学を受け付けており、
広報館(旧軍関係の装備品、航空自衛隊に関する展示品)、
地上展示機(現役引退機)、飛行開発実験団エプロン地区、
などを案内されます。
毎年11月には航空祭が開催され、多くの来場者で賑わいます。
基地内北地区および南地区が一般開放されます。
展示飛行では、岐阜基地に唯一所在する飛行開発実験団(TPC)の
T-7、T-4、F-2、F-15が繰り広げる編隊飛行などが楽しめます。
ブルーインパルスが展示飛行を行うこともあります。
河川環境楽園
河川環境楽園は、国営公園、岐阜県営公園、水辺共生体験館、
岐阜県水産研究所、自然共生研究センター、
川島PA・ハイウェイオアシスからなる複合公園で、
東海北陸自動車道の川島PAから直接入園もできます。
「オアシスパーク」は、河川環境楽園内にある、
岐阜県最大級の複合レジャー施設です。
すべり台やブランコなど様々なしかけが集まった巨大遊具や、
水遊び広場、カード迷路ぐるり森大冒険、観覧車、BBQ施設、
飲食施設などがあり、子どもから大人までたっぷり楽しめます。
国営公園「木曽川水園」は、木曽川の上流から下流までの
自然風景を楽しむことができる公園です。
「自然発見館」は多種多様な環境教育プログラムを行っており、
川や自然について楽しみながら学ぶことができます。
世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ
「アクア・トト ぎふ」は「オアシスパーク」内に
2004年7月に開館した世界最大級の淡水魚園水族館です。
4階建て、延床面積約8,480平米の館内に、魚類、両生類などを
約220種 20,000点、植物を約30種 2,000点ほど展示しています。
2018年には国内初の「希少種保全水族館」に認定されました。
常設展示では、長良川の源流から始まって
世界の川へと広がり、魚類、爬虫類、両生類、鳥類など
水辺の生き物が生息する環境を再現しています。
2024年4月には屋外に新施設「木曽三川 長良川・木曽川・揖斐川の
豊かな水辺 Kiso Three Rivers Oasis」がオープンしました。
木曽三川をイメージした円形の水槽9基と大型のふれあい水槽があり、
円形の水槽にはシロヒレタビラやカワバタモロコなどが約1400匹、
ふれあい水槽にはウグイやコイなど淡水魚約3500匹が展示されています。
イオンモール各務原インター
2007年7月に開業した、延床面積約95,000平米の
県下最大級のイオンモールです。
2014年の大規模リニューアルにより、店舗名が
「イオン各務原ショッピングセンター」から
「イオンモール各務原インター」に変更されました。
核店舗のイオンスタイルと約230の専門店、
10スクリーンあるイオンシネマ各務原やフードコートなどによって
構成されています。約6000台分の立体駐車場があります。
KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE
各務原市が「学びの森」周辺エリアを
「緑の中の賑わいある新しいまちの顔」にするために
官民連携で事業を行う「Park-PFI制度」を活用して生まれた施設です。
「市民公園」と「学びの森」を繋ぐ場所にあります。
「遊び創造labo」は全天候型の遊び場です。
室内には巨大なネットやうねる坂道など多くの木製遊具があります。
施設内の「遊び創造スペース」では公園で見つけた葉っぱや木の実を
使って自由に工作もできます。
隣接する学びの森や市民公園で使えるピクニックセットなどの
無料貸し出しも行っています。
施設内および屋外に3店舗の飲食店もあります。
東海学院大学・東海学院大学短期大学部
1981年に設立された東海女子大学を前身とし、
2007年4月に男女共学化して東海学院大学となりました。
人間関係学部、健康福祉学部、短期大学部、大学院からなり、
主に教諭、保育士、栄養士、臨床心理士、社会福祉士、介護福祉士、
臨床工学士などの資格取得を目指す人が多く通っています。
中部学院大学各務原キャンパス
教育学部と短期大学部 社会福祉学科のうち
美・デザインコースと医療事務コースのキャンパスとなっています。
キャンパス内には、図書館、シティカレッジ各務原、
ラ・ルーラ(子ども家庭支援センター)、教職センターがあります。
さて、今回は各務原市をご紹介しました。
各務原市は、博物館・水族館・公園や商業施設があり、
近隣市町村からも多くの人が集まる、魅力がたくさんある街です。
【参考・引用】
・岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 https://www.sorahaku.net/
・各務原市観光協会 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
https://kakamigahara-kankou.jp/tourism/117
・航空自衛隊 岐阜基地 https://www.mod.go.jp/asdf/gifu/
・Fly Team 岐阜基地航空祭 2024
https://flyteam.jp/event/detail/9373
・世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ https://aquatotto.com
・イオンモール各務原 https://www.aeon.jp/sc/kakamigahara/
・各務原市観光協会 KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE
https://kakamigahara-kankou.jp/tourism/1693
・東海学院大学・東海学院大学短期大学部
https://tokaigakuin-u.ac.jp
・中部学院大学各務原キャンパス https://www.chubu-gu.ac.jp
この原稿は名城企画株式会社が発行する「名古屋・東海収益不動産NAVIメールマガジン」の
2024年5月27日発行分の転載です。