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名古屋・東海収益不動産ガイド

東海地方の不動産の注目エリア(80)東員町

 三重県員弁郡東員町は、県の北部に位置する町です。
 北部から東部にかけては桑名市、西部はいなべ市、
 南部は四日市市に面しています。
 
 東員町の中央部には員弁川が東へ向かって流れています。
 おおむね平地で、北部は丘陵地帯です。
 近郊型農業が主要産業となっています。

 町内には三岐鉄道北勢線が通っており、
 東員駅から西桑名駅までは約23分、
 近鉄名古屋駅までは1時間ほどで移動でき、名古屋への通勤も可能で、
 ベッドタウンとしても人気の高い地域です。

 町内には東海環状自動車道の東員ICがあり、
 新名神自動車道、伊勢湾岸自動車道、名古屋第二環状自動車道に
 乗り入れることができるため、名古屋や関西方面へのアクセスも良好で、
 工場も多く立地しています。

 東員町は、2024年度「いい部屋ネット 街の住みここちランキング」
 では、三重県内で4年連続で3位に選ばれました。
 独自の子育て・教育政策にも力を入れています。

 今回は三重県員弁郡東員町をご紹介します。

 

東員インターチェンジ

 東海環状自動車道のインターチェンジ(IC)。
 2016年8月に、新名神高速道路の亀山西ジャンクション(JCT)から
 新四日市JCTの開通に合わせて、東海環状自動車道の
 新四日市JCTから東員ICの1区間が先行して開通しました。

 東員ICから新四日市JCTを通じて、
 新名神自動車道、伊勢湾岸自動車道、名古屋第二環状自動車道に
 乗り入れることができるようになったため、
 交通の利便性が高くなり、町内には工場も多く立地しています。 

 東海環状自動車道はその後、2019年3月に東員ICから大安ICが開通、
 2025年3月29日に大安ICからいなべICまでが開通しました。
 その先の、いなべICから養老ICまでの区間は、
 当初2026年度の開通予定でしたが、遅れる見通しとなり、
 今のところ開通時期は示されていません。
 
 もし、この区間が開通したら、三重県や関西方面と、
 岐阜県や北陸地方とのアクセスが格段に良くなります。
 産業界からの期待も大きいです。

 

イオンモール東員

 2013年11月に県内4店舗目のイオンモールとして
 オープンしたショッピングセンター。
 約150店の専門店が出店しています。
 施設内にはフードコートや、小さな子どもが遊べる遊具があり、
 10スクリーンを備える映画館のイオンシネマ東員もあります。

 

東員町中部公園

 自然豊かな水辺環境の中に造られた総合公園です。
 公園内には公認パークゴルフ場があります。
 遊びの広場には県内でもめずらしい複合大型遊具があります。
 健康広場やバーベキュー施設などもあり、
 子どもからお年寄りまでが楽しめる公園です。

 

山田溜公園(やまだためこうえん)

 3つの溜池(上溜・中溜・下溜)を利用して造られた自然公園です。
 面積は約70,000平方メートルで、芝公園や太鼓橋があり、
 スイレン池、シャクヤクや菖蒲が植えられています。
 春にはイヌナシやヤマザクラが咲きます。
 秋には紅葉を眺め、冬には渡り鳥の観察などで四季を楽しめます。

 

歌舞伎公園(七世松本幸四郎生誕の里)

 七世(7代目)松本幸四郎は、
 現代の十代目の松本幸四郎さんの曽祖父にあたります。
 東員町が生んだ歌舞伎界の名優七世松本幸四郎を後世に伝えようと、
 町制施行30周年を記念して作られた公園です。

 公園内には、当たり役「弁慶」を記念した「弁慶」のわらべ像や、
 歌舞伎の場面をモチーフにした「アートウォール」など
 歌舞伎の息吹を感じさせてくれます。

 

東員町こども歌舞伎

 七世松本幸四郎および歴代幸四郎を顕彰し、
 子どもたちに日本古来の伝統芸能「歌舞伎」を伝承することを通して、
 地域の文化振興に寄与することを目的として活動しています。

 こども歌舞伎では、子どもたちが先生から
 基本の挨拶、お行儀、所作、発声等の指導を受けます。
 年1回の「こども歌舞伎公演」では本物の化粧、
 本物の衣装をまとった子どもたちが大人顔負けの演技で
 お客様を魅了し、大きな感動を与えています。

 

子どもの16年間を大切にする「東員町16年一貫教育プラン」

 東員町は「16年一貫教育プラン」による保育や教育に取り組んでいます。
 16年間とは、命が宿った時から義務教育が修了するまでの期間のことです。
 「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の3つの「生きる力」を大切にし、
 子どもたちの発達段階に応じながら育むプランです。

 多様なニーズに応える幼保一体化施設、
 独自のカリキュラムによる学校教育、
 担当課を越えた、住民目線の子育て・教育サポートなど、
 特色のある子育て・教育政策を行っています。

 

コスモス畑

 三岐鉄道北勢線の東員町の駅前には、転作耕地を利用した
 約200万本のコスモス畑が広がっています。毎年、場所を変えて植えられ、
 10月頃になると赤・ピンク・白のコスモスの花が一面に広がります。


 
 さて、今回は三重県員弁郡東員町をご紹介しました。
 東員町は名古屋へも通勤圏内でありながら、自然豊かな街で、
 名古屋や関西へのアクセスもよく、工場も多く立地しています。
 住みここちの良さが高く評価されている町です。 

 

【参考・引用】

 ・街の住みここちランキング2024 自治体ランキング <三重県版>
  https://x.gd/ciWJD
 ・イオンモール東員 https://toin-aeonmall.com/
 ・観光三重 https://www.kankomie.or.jp/spot/18218
 ・東員町 https://www.town.toin.lg.jp/soshiki/1011/2/1/1088.html
  https://www.town.toin.lg.jp/soshiki/1017/1/3/963.html
  https://www.town.toin.lg.jp/soshiki/1017/1/3/876.html
 ・マチノコエ https://itot.jp/interview/8928
 ・おみごと!PRESS https://omigotopress.jp/magazines/category01/44/