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名古屋・東海収益不動産ガイド

東海地方の不動産の注目エリア(90)東海市

(名古屋鉄道 太田川駅)

東海市は愛知県の知多半島の北西端、名古屋港に面する、
人口約113,000人、面積約43平方kmの都市です。

「鉄鋼のまち」として有名で、臨海部には製鉄所や製鋼所があります。
交通アクセスが良好で、物流の拠点でもあります。
名古屋鉄道の太田川駅は急行が停まる主要駅で、
名古屋駅まで約20分でアクセスすることができます。
中部国際空港へは特急で約20分で行けます。
市内の移動には、循環バスの「らんらんバス」が運行しています。

住宅地は静かで落ち着いた雰囲気で、商業施設も多く、
大型商業施設「ラスパ太田川」もあり、日常の買い物の利便性が高いです。
公園や図書館、児童館なども充実しており、
子育て世代にも人気の高い都市です。

今回は東海市について紹介します。

 

鉄鋼のまち

東海市は、中部圏最大の鉄鋼地帯です。
日本製鉄株式会社、愛知製鋼株式会社、大同特殊鋼株式会社などの
製鉄・製鋼会社の工場が臨海部に広がっています。

「鉄鋼のまち」として知られるようになるきっかけは、
1939年に当時の豊田自動織機製作所の製鋼部門(現在の愛知製鋼)が、
干拓地である北新田に電気炉を建設したことに始まります。

1955年ごろになると、名古屋港で大規模な埋め立て事業が始まり、
名古屋港南2区には、1961年に現在の日本製鉄、
1962年には現在の大同特殊鋼の工場が完成し、
1962年の愛知用水の通水により安定した水の供給もできることとなり、
一大鉄鋼基地が生まれました。

「鉄鋼のまち」であることを表現するため、
市内には鉄を材料にしたアートが随所に設置されています。

 

愛知製鋼

愛知製鋼は愛知県東海市荒尾町に本社を構える、
自動車に使われる特殊鋼鋼材と鍛造品の製造を手掛ける
東証プライム上場企業です。
2025年3月期の連結売上高は約2,900億円、連結当期利益は約78億円。
2025年3月時点の連結従業員数は4,522名です。

愛知製鋼の歴史は、1933年に豊田自動織機製作所(現・豊田自動織機)
の中に自動車製造に不可欠な特殊鋼を作るために製鋼部門が設置された
ことから始まります。
1940年に製鋼部門が独立し、豊田製鋼株式会社として設立。
1945年の終戦後、社名を愛知製鋼株式会社に変更しました。
1961年には東海市の知多工場(現在のメイン拠点)が操業開始します。

現在は、鉄鋼事業の他に、次の分野に取り組んでいます。
・自動車の電動化・自動運転への貢献(CASE対応)
・鉄鋼業におけるカーボンニュートラル(CN)の推進
・磁気・バイオなどの新事業

 

細井平洲

江戸時代の儒学者、細井平洲(1728年~1801年)は、
尾張国知多郡平島村(現在の東海市荒尾町)の農家に生まれました。
幼少期から秀才で知られ、名古屋、京都、長崎、江戸で学び、
1751年、江戸で私塾「嚶鳴館」を開き、身分を問わず教えを説きました。

実学を重んじ、経世済民を目的とした彼の教えは、全国各地の大名から
一般庶民まで幅広い層の心をとらえ、西条、人吉、紀州、郡山などの藩の
賓師として迎えられました。

平洲は1771年に米沢藩の上杉鷹山(当時は松平勝興)の師として
米沢藩に招かれました。鷹山が14歳、平洲が37歳の時でした。
平洲は1780年まで米沢で鷹山や藩士の教育にあたりました。

17歳で藩主になった鷹山は、平洲の教えを実行して、
人づくりを通して農業や産業を振興し、窮乏(きゅうぼう)を極めていた
藩財政を一代で立て直し、名君とうたわれるようになりました。

1780年、平洲は尾張藩主徳川宗睦の師となり、
1783年には尾張藩校の明倫堂の初代督学となって、
尾張藩内で庶民の教育にも努めました。
平洲は米沢を離れた後も、孤独に改革を進める鷹山を励ます手紙を
何度も送っており、終生変わらぬ師弟の交わりは語り継がれています。

 

平洲記念館・郷土資料館

細井平洲の記念館。館内には、平洲直筆の書画などを展示する
「平洲記念館展示室」、情報コーナーの「平洲ホール」、
平洲が江戸で開いた塾から名前をとった講義室「嚶鳴館」などがあり、
細井平洲の教えを肌で感じることができます。

同じ建物にある郷土資料館では、知多式製塩土器をはじめとする、
東海市の考古資料や民具などを展示しています。

●聚楽園公園

14種類の風呂やプールがある健康ふれあい交流館、茶室「嚶鳴庵」、
キャンプ場、トリム広場、ハーブ園、ふれあいガーデンなどがあります。
聚楽園大仏は、昭和天皇のご成婚を記念して1927年に開眼供養された
巨大な仏像で、高さ18.79mと鎌倉大仏や東大寺大仏よりも大きく、
東海市のシンボルとして親しまれています。

●大池公園

大きな池の周りに、春には桜や梅、初夏には花しょうぶと、
季節に応じた草花が咲き誇り、目を楽しませてくれます。
子ども向け広場には遊具があり、
ウサギやポニーなどを飼育する小動物園もあります。

 

加木屋緑地

4つのゾーンからなる緑地を散策できる公園です。
自然の地形を活かしたクロスカントリーコースは、
最大高低差が約30mもあり、路面がやわらかく、
初心者から上級者まで多くの人が楽しめます。
みはらしの森ゾーンにある展望台からは、
天気のいい日には、御嶽山や北アルプスを望めます。

 

尾張横須賀まつり

尾張横須賀まつりは毎年9月の第4日曜日、
その前日の土曜日と合わせて二日間にわたり、
東海市横須賀町にある愛宕神社の例祭として執り行われます。

祭りの一番の見どころは、彫刻や刺繍で豪華絢爛に飾られた山車が、
街角で豪快に方向転換する「どんてん」です。
特に、本楽(2日目)の夕方に披露される「大どんてん」は
尾張横須賀まつり最大の見どころです。

江戸時代後期から大切に受け継がれてきた山車は、
本町組・北町組・公通組(圓通車・八公車)・大門組の4組5輛あり、
いずれも東海市の無形民俗文化財に指定されています。

 

さて、今回は東海市をご紹介しました。
東海市は、市内に鉄鋼をはじめとする製造業の工場が複数あります。
交通の利便性も高く、名古屋都心への通勤も可能です。
静かな住宅地があり、買い物の利便性も高い、暮らしやすい街です。

 

【参考・引用】

・愛知製鋼 https://www.aichi-steel.co.jp/about/history/
・聚楽園公園 https://www.tokaikanko.com/play/sports/syuraku_park/
 https://x.gd/4NYfU
・大池公園 https://www.tokaikanko.com/play/sports/ooike_park/
・加木屋緑地 https://www.tokaikanko.com/play/walking/kagiyaryokuti/
・尾張横須賀まつり公式サイト https://www.yokosukamatsuri.com
・細井平洲 https://x.gd/6IImUp
・平洲記念館 https://x.gd/xd1J2
 平洲記念館・郷土資料館 https://x.gd/ALO4T